Speaker A
[音楽] こんにちは、佐藤です。今回は医学生道場に多く寄せられる「なんで組織学なんか勉強しなきゃいけないの?」という疑問にお答えいたします。早速ですが、皆さん組織学勉強する気起きますか?起きませんよね。まず覚えなきゃいけないことが多すぎるし、そもそもの何のためにやってるのかわかんないし。ですが、組織学で得た知識は多くの場面で役に立つんです。きっと勉強するメリットを知ってもらえれば組織学がとても楽しくなるはずです。そこで今回は組織学の勉強が役に立つ場面を3つお話しします。組織学の勉強が役に立つ場面、一つ目は発生学です。まず組織学の勉強で学んだ知識は発生学の勉強をする時にとても役立ちます。発生学というのは発生という言葉の通り、人間の体がどのように発生するのかというのを学ぶ学問です。具体的には受精卵から人間の形にどのように変化するのかを学ぶ学問です。組織はどのように作られるのか、内臓はどのように作られるのか、血管はどのように作られるのか、これらを学ぶのが発生学という学問なんですね。一方で組織学という学問は人間の体がどうなっているのかを学ぶ学問です。例えば組織をぶちとちぎって顕微鏡でのぞくとどうなっているのか、口の中をぶちっと切って顕微鏡でのぞくとどうなっているのか、筋肉を切った時って顕微鏡でのぞくとどうなっているのかというような感じですね。ちなみに組織の「組」と「織」は組み合わせという意味です。漢字からも組織学は人間の身体はどういうふうに組み合わさっているのか、つまり人間の体がどうなっているのかを学ぶ学問であることがわかりますね。さて、これらをまとめてみますと、発生学は人間の身体はどうやって作られているのかを学ぶ学問で、組織学は人間の体は実際にどうなっているのかを学ぶ学問ということになります。つまり発生学と組織学は切っても切り離せない関係なんですね。ということで組織学の勉強をしっかりしておくと発生学を勉強する時にとても役に立つということになります。しっかり勉強して組織学も発生学も得意分野にしましょう。組織学の勉強が役に立つ場面、二つ目は生理学です。では皆さん、生理学ってどんな学問かご存知ですか?まず生理学という文字はどういう漢字を書きますか?はい、そうですね。「生」と「理」と書きますよね。この文字からわかるように、生理学とは人間の体がどのように動いているかを以下のように学んでみようという学問です。先ほど話した通り組織学は人間の体は実際にどうなっているのかという学問なので、組織学を一生懸命勉強しておくと人間がどういう風に動くのかという生理学が勉強しやすくなるんですね。まとめますと、生理学は人間がどういう風に動くのかを学ぶ学問なので、組織学の「人の体は実際にどうなっているのか」という学問とすごく関係しています。ですので一生懸命組織学を勉強していると生理学の勉強に役に立つということになります。そして最後に組織学の勉強が役に立つ場面は臨床現場です。実は組織学は臨床になった時にとても役に立ちます。例えば病理の時です。少しイメージしてみてください。ある病気をしっかり診断するためにはどうしてその病気になっているか詳しく見てみる必要がありますよね。詳しく見てみる方法はたくさんありますが、よく使われるのが顕微鏡です。顕微鏡を使って病気の部分を詳しく見てみると、その病気の診断に役に立つのはイメージできると思います。このようにもしきちんと組織学を勉強していると病気の診断の時に役に立つんですね。ちなみに少し難しいのですが、病気の時に組織がどのようになっているのかを学ぶ学問は病理学と言います。臨床現場では組織学と病理学どちらもとっても大切なんですね。どうでしょうか、実際に臨床の現場で役に立つことを知るとやる気が湧いてきませんか?この話で少しでもワクワクしてくれたら、その気持ちを忘れずに組織学をどんどん勉強してほしいです。このように組織学の勉強は他の科目の勉強にも役に立ちます。そして臨床現場に出てからも役に立ちます。とにかく覚える量が多く大変な科目ではありますが、その分勉強をするメリットも大きいんです。なので今後学んでいく他の科目のためにも組織学をしっかり勉強しておきましょう。応援してます。医学生道場ではこれからも医学のためになる情報を発信していくのでチャンネル登録をしてお待ちくださいね。医学生道場の佐藤でした。











