Speaker A
[音楽] こんにちは、佐藤です。早速ですが質問です。皆さんはグラム染色を説明することはできますか。医学部の2、3年生で感染症を学ぶとき、初めに学ぶのがグラム染色だと思います。この動画ではその勉強の手助けとなるような情報をお話しします。どうぞよろしくお願いします。まずはグラム染色での細菌の分類からしていきましょう。グラム染色で染まる細菌は4つに分類され、グラム陽性菌と陰性菌、球菌と桿菌で分けられます。有名なものにはグラム陽性球菌やグラム陰性桿菌がありますね。今回は特にグラム陽性球菌とグラム陽性桿菌についてお話しします。ちなみにグラム陽性菌はグラム染色で紫色に染まる細菌でしたね。それではなぜこのような色の違いが出るのでしょうか。これは細胞壁によるものなんです。細胞壁とは細胞の壁のことですね。この壁の違いが色の違いになるんです。それではグラム陽性球菌についてお話しします。皆さんはグラム陽性球菌をすべて言えますか。具体的に言うとブドウ球菌、肺炎球菌、連鎖球菌、腸球菌の4種類ですね。これはあとでもう一度出ますので覚えていてくださいね。で、全部名前に「球」がつきますし、種類も少ないので全て覚えちゃいましょう。これらの菌は横隔膜より頭部の感染で有名な菌ですね。具体的には咽頭の時に疑われる菌が連鎖球菌といった具合です。それではそれぞれの見分け方についてです。ここで確認なんですが、グラム染色で紫色に染まる菌は何がありましたか。ブドウ球菌、肺炎球菌、連鎖球菌、腸球菌の4種類ですね。その中でブドウ球菌はどのような形で染まるかご存知でしょうか。塊になっているものですね。ブドウ球菌は塊となり、ブドウの房のように見えるからなんですね。それでは連鎖球菌はどのように染まるでしょう。基本的に一列に繋がって見えますね。ちょっと上級編ですが、これらの菌はどんな抗菌薬が効くか覚えていますか。はい、正解です。基本的にはペニシリン系の抗菌薬ですね。次はグラム陽性桿菌についてです。桿菌はどんな形か説明できますか。桿菌とは細長い棒状、杖のような形をした菌ですね。皆さんはグラム陽性桿菌の具体例を3つ挙げられますか。クロストリジウム、リステリア、ジフテリアなどがありますね。これらには共通点があります。それは菌名に「リ」がついているんですね。試験の時に忘れてしまったら「リ」だから陽性桿菌と思い出しましょう。御岳に無理やりですね。このグラム陽性桿菌の中でまず覚えやすいのはプロストリー師生む族ですね。なぜかというとクロストリジウム属の菌は芽胞というものになるからです。さて、いきなり芽胞という言葉が出ましたが、芽胞って何と思う方もいると思いますが、芽胞を分かりやすく説明すると最強の生き物ですね。芽胞はやっつけられるんじゃないかって、100度以上の熱を1時間以上やらないとダメなんですね。アルコールが効かないのってやっぱりアルコールじゃ全然殺菌できないんですね。他の薬品でも乾燥にも強い、本当に地球最強の生き物なんです。この芽胞になってしまうのがクロストリジウム属の菌です。それでは試験でよく出るクロストリジウム属の菌を覚えちゃいましょう。クロストリジウム属には破傷風菌、ガス壊疽菌、ボツリヌス菌が有名で、少しだけ補足すると破傷風菌は読んで字のごとく破傷風の原因菌、ガス壊疽菌はガス壊疽の原因に、ボツリヌス菌はボツリヌス中毒の原因になります。いかがでしたでしょうか。まずはグラム染色によってどのような分類がなされているのか、また菌の中でどのような特徴があるのかを抑えていきましょうね。もし詳しく説明して欲しい部分などございましたらコメント欄にリクエストを書いてください。この動画を見て感染症学の勉強が少しでも楽になることを願っています。医学生表情では低学年から高学年まで医学のためになる知識を発信していきますので、チャンネル登録と高評価よろしくお願いします。医学生道場のホームページも見てくれると嬉しいです。以上、医学生道場の佐藤でした。











