Speaker A
動画のご視聴ありがとうございます。医学生道場です。今回はここ数年で医学部の学費が大きく変わってきていることをご説明します。家庭のお財布事情にとってももちろん大事なんですが、医学部の学費が変更になるとその翌年の大学の受験の難易度が大きく変わってくるんです。学費が安くなればおのずと受験者数が増加するのでボーダーラインが高くなります。逆に学費が高くなると受験者数が減ってくるのでおのずとボーダーが低くなるということです。そういった意味でも学費の変化を抑えておかないと、去年までは偏差値60だったのに翌年65になっていた、聞いてないよ、そんなことが起こり得ます。せっかく頑張って勉強していても情報を抑えておかないことで自分の実力にあった医学部を選べなくて浪人してしまう。そうならないようにしたいです。医学部に合格できるかどうか、それが情報で決まってしまうのはおかしいと思います。どれだけ医者になりたいと強く思って遊びたい気持ちを我慢したり眠い目をこすって勉強したか、それによって合否が決まって欲しいと思います。そのような思いから今回は医学部の学費が高いランキングと低いランキング、そして最近学費が変わった大学、そしてその大学ごとの医師国家試験の合格率、つまり入れたはいいけどどれだけちゃんと医者になりやすいの、そこについて詳しく解説していきます。私のように両親が医者ではないのでなかなか情報が手に入らなくて苦労してしまわないようにと思ってこの動画を作りました。是非最後まで聞いていただければ嬉しいです。それではいきましょう。まずは医学部の学費が高い大学ランキングです。大前提として医学部は私立大学の方が学費がべらぼうに高いです。それでは最も高いところはどこでしょうか。第1位が川崎医科大学、学費が約4700万円です。第2位東京女子医科大学、学費が約4500万円です。第3位が金沢医科大学で学費が約4000万円です。これが私立医学部の現状です。学費が高いBIG3は4000万円台、その他にも3000万円台の決して安いとは言えない大学もたくさんあります。それではこのトップ3の国家試験の合格率を見ていきましょう。川崎医科大学は89.7%、東京女子医科大学が84.8%、金沢医科大学が88.5%でした。で、こうやってみると学費が1番高いから合格率も1番低いと思われがちな川崎医科大学の方が2位の東京女子よりも医師国家試験の合格率高いじゃん、て思う方もいると思いますが、この数字だけではその学生の学力を図ることはできないんです。実は大学は医師国家試験の合格率の見た目を高くするためにあらゆる手を尽くします。その1つが学生を留年させてしまうことです。医師国家試験に合格できないだろう、そんな学生は留年させてしまって受かりそうな人たちだけを受験させることによって見た目の合格率を上げようと頑張っています。それでは皆さんにここで衝撃のデータをお伝えします。医学部の留年率をご存知ですか。医学部6年間のうち1回でも留年してしまう人の割合は次のうちどれでしょうか。A 100人に1人、B 10人に1人、C 5人に1人です。答えはなんとCの5人に1人は6年間のうち1回は留年するということです。仲良し5人組がいたらその5人のうち1人は気づいたら後輩になっている。そんなことが医学部の日常です。そして留年が多い厳しい大学では30%の留年率ということもありますので3人に1人が留年するなんて恐ろしいことが起こります。いやいや待ってよと、医学部にせっかく入って留年するなんてそんな人いっぱいいるの、びっくりしたんだけどって思う方、実は医学部というのは他の大学と違って授業を1単位でも落としたらそれで即留年ということがあり得るんです。実は医学部の6年間のカリキュラムはぎっしり詰められているので1単位落としてしまうと来年取り直すばいいやってなるほどの隙間がないんです。来年は来年で勉強することたくさんあるのでその学年のうちに取り切れないイコール留年となっていることが多いです。よくある文系のキャンパスライフみたいな選択授業で今日はこの授業をやろうとか今日は空きコマばっかりだみたいなことがほとんどないのが医学部の現実です。話は戻しますがこのようにその大学がどれぐらいの学生を留年させてるかを見る指標として新旧率というものがあります。新旧率というのは大学に入学した人が6年間で卒業した人数のパーセンテージです。新旧率100%であれば入学した人が全員留年しないで卒業しているということになります。それでは先ほどご紹介した学費が高い医学部の2022年の段階の新旧率がこちらになります。川崎医科大学で64.5%、東京女子医科大学が93%、金沢医科大学が去年の結果で言えば3人に1人は留年しているということになります。留年してしまうとその年も学費がかかってしまうことが多いので先ほどの4700万円以上かかってしまう可能性があります。是非受験を考えている方は大学の学費に合わせてそこの新旧率や医師国家試験の合格率、そこまで含めて考えてみるといいと思います。それでは次に学費の安い私立大学トップ3をご紹介します。最も安いのが国際医療福祉大学で1900万円、2番目に安いのが順天堂大学で2800万円、3番目に安いのが関西医科大学で2100万円という結果になりました。いかがでしょうか。さっきの4000万円と比べると半額の2000万円なんて安いんだ、そう思った方は感覚が麻痺しています。そして気になる医師国家試験の合格率は2023年のデータですが、国際医療福祉大学は99.2%、順天堂大学は100%、関西医科大学が91%という結果でした。見た目の合格率めちゃめちゃ高いですね。でもこれで騙されてはいけません。大事なのは新旧率も加味して考えることです。新旧率はこちら。国際医療福祉大学は2017年に開設されているのでまだデータがありません。順天堂大学の新旧率は97.7%、関西医科大学は75.2%でした。いかがでしょうか。ここであれれって思えた方、鋭いです。関西医科大学は学費は順天堂大学と大して変わりがないです。そして医師国家試験の合格率は順天堂が100%、関西医科は91%、そして新旧率は順天堂が97%、関西医科が75%でした。同じぐらいの学費なのになぜか関西医科の方が合格率や新旧率が低いです。これなぜでしょうか。ここが分かると医学部を選ぶためのポイントが分かります。実は関西医科大学は2023年度の入学生から学費を大幅に下げたんです。元々西日本の私立の医学部では最も低い2700万円台だったのがさらに値引きをして2100万円台になったんです。そして成績優秀で特待生を取れれば1910万円へ値下げされると2000万円を切るほど安くなるということです。ということは2023年から安くなったのでここから一気に関西医科大学は受験者数が増えて偏差値がどんどん上がっていくので予測としては受験の難易度がどんどん上がって、その代に入った医学生は優秀なので6年間ぐらい遅れて医師国家試験の合格率とか新旧率は上がってくると思います。ということで関西医科大学は偏差値低めだから受けやすいと思って来年受けたらめちゃめちゃ上がっている、そんなことは起こります。ここで関西医科大学の偏差値を見てみましょう。2021年度は66、2022年度ので67.7まで上がって、2023年度では68.5までどんどん上がっています。この段階でも私立の医学部全82校あるうちの49位にランクインしてるのでだいたい中間ぐらいの難易度なんです。しかし2023年度から学費が下がったのできっと偏差値はどんどん上がっていくと思います。今回は学費が最も高い大学と最も低い私立大学、そしてそれらの大学の合格率と新旧率を比較してさらに学費が大きく変わった大学、関西医科大学をご紹介していきました。医学部受験の参考になれば幸いです。医学生道場では医学部入学後につまづくであろう基礎医学の内容を詳しく解説した動画がたくさんあります。解剖学、生理学、生化学、薬理学などなど、医学部に入学するとつまづいてしまうことがたくさんあります。実は医学部に入学してから1年生、2年生のうちが留年が最も多いんです。最初の段階でつまづいてしまわないように全体像を把握できる動画をたくさん作っておりますのでよければチャンネル登録をお願いします。医学生道場では多様なキャリアを歩んでいて現役で医師をしている講師がたくさんいらっしゃいます。USMLEを取得している先生や私のように働きつつYouTubeをやっている医師講師なんかもいらっしゃいます。概要欄のLINEのリンクから無料で相談ができますのでキャリアの相談会も今後企画しております。情報を見逃さないように是非LINEから友達になっておいていただければ嬉しいです。最後に動画のコメント欄で「私はここの大学を受験しようと思ってます」「この大学を受験したらこんなことになりました」「この大学留年者数めちゃめちゃ多いです」そんな情報があれば是非共有してください。そしてグッドボタンでもバッドボタンでもいいので動画を評価していただければ参考になります。それでは、それではまた次の動画でお会いしましょう。











