Speaker A
[音楽] こんにちは、佐藤です。皆さんは血液検査の値を見たことはありますか?学年が上がると暗号のような血液検査を読まないといけなくなってきますね。この動画ではその勉強の手助けとなるような情報をお話ししていきます。どうぞよろしくお願いします。さて、今回は様々な病態に関係する電解質についてです。皆さん、電解質の検査項目について説明はできますか?忘れてしまった方も復習として聴いてもらえたら嬉しいです。まずこの動画は重要な電解質としてナトリウムについて話していきたいと思います。ナトリウムは細胞外液の主な成分で、浸透圧を形成するのに大きな役割を担っていますね。それでは質問です。体の浸透圧はどんな物質で決まるかわかりますか?そうですね、ナトリウムとグルコース、尿素窒素の3種類ですね。そのうちナトリウムの値は最も大きいので重要です。なのでナトリウムの値が大きいと高ナトリウム血症や高血圧となるわけです。ここで質問です。カリウムの正常値はどれくらいでしょうか?そうですね、140±6 mEq/Lですね。なので135を切った時に低ナトリウム血症、145を超えたときに高ナトリウム血症となるんですね。それでは低ナトリウム血症の原因はどのようなものが考えられますか?ナトリウムの欠乏、水分上昇、体液の過剰、その他の4種類ですね。それではそれぞれについて復習していきましょう。ナトリウムの欠乏に関してはナトリウム摂取不足、いわゆる食事不足、ナトリウムの喪失、いわゆる腎臓や消化管、ホルモンといったものが原因となりますね。次に水分上昇についてです。これは水の飲みすぎだけでなく水中毒や成長性の輸液を入れすぎていること、SIADHなどが考えられます。いきなりSIADHという病気が出てきましたね。復習ですが、これは抗利尿ホルモンが分泌され水分を捨てられなくなっているんでしたよね。次に体液の過剰です。これは一言で言えばむくみが起きているということです。身体のどこかでむくんでいると水分が多くなるわけですから薄くなりそうですよね。むくみの原因としては心不全や腎不全、肝硬変などが思いつけばバッチリです。最後にその他です。あまり低ナトリウム血症は知らないと思いますが、考えてみると分かりやすいですよ。その他の低ナトリウム血症には高血糖や高浸透圧性物質があることが考えられます。ここで浸透圧を形成する要素を思い出すとグルコースが含まれていましたよね。そうなんです。浸透圧を血糖が創りだしてしまい相対的にナトリウム値が下がるためなんですね。ここで豆知識ですが、グルコースが35、尿素窒素が上がると補正のためにナトリウムが1下がると言われています。このようにナトリウムの値が低い時はこの4種類を考えることになります。次に高ナトリウム血症の原因はどんなものが考えられますか?そうですね、水分不足、ナトリウムが過剰にあることが考えられますね。水分不足に関しては脱水状態にありますね。低ナトリウム血症の考え方と同じで水分摂取量が減っているか水分喪失量が増えているということです。それではナトリウムが過剰になっている原因は何でしょうか?ミネラルコルチコイドの過剰と輸液や透析の異常が考えられますね。次にナトリウムの過剰摂取です。これは簡単に想像がつくと思いますが、しょっぱいものの食べ過ぎなんですね。まとめます。ナトリウムの正常値は140プラスマイナス5、低ナトリウム血症の原因はナトリウムの欠乏、水分上昇、体液の過剰、その他の4種類。高ナトリウム血症の原因は水分不足、ナトリウム過剰の2種類。見るべき指標は水分摂取、発汗状況、ホルモンによるナトリウム変動、腎臓などの臓器ですね。いかがでしたでしょうか?もし詳しく説明して欲しい部分がありましたらコメント欄にリクエストを書いてくださいね。この動画を見て医学部3年生の勉強が少しでも楽になることを願っています。医学生同省では低学年から高学年まで医学のためになる知識を発信していきますので、チャンネル登録と高評価よろしくお願いします。医学生道場のホームページも見てもらえると嬉しいです。医学生道場の佐藤でした。











