Speaker A
どうもこんにちは、学生道場の小林です。特技は心臓マッサージの循環器になりたいです。本日は皆様から最も問い合わせの多かった生化学の解説授業を行っていきます。セーフアートの3大テーマといえば、転移反応、アミノ酸代謝、出題者ですね。今日はその中でもアミノ酸対策に絞って解説していきます。さて、生化学と聞いただけでアレルギー反応が出てしまい、テキストや過去問を閉じてしまう医学生が後を絶ちません。かくいう私も学生時代は生化学に苦しめられました。そして医学生同士に通う生徒さんたちも生化学で留年してしまった人がたくさんいらっしゃいます。髪の毛アルファーケトさん、ピルビン酸、オフィシャル酢酸、ALT、これらの言葉が呪文に聞こえる方、ぜひこの動画を見ていってください。この動画を見終わる頃にはアミノ酸代謝の概要が理解でき、先ほどの呪文もどのようなものかはっきりイメージできるようになるはずです。特に本日はアミノ酸代謝の中でも転移反応を中心に解説していきます。ここが理解できればアミノ酸代謝の学習がスムーズにいくはずですよ。そして今日の解説動画で分かりやすかった点や逆に分かりにくかった点があれば、ぜひコメント欄にコメントください。皆様の意見が他の医学生のためになります。医学生同士でコメント欄を盛り上げて、生化学の勉強を頑張っていきましょう。それではまず、転移反応の解説に入る前に用語の復習をしておきましょう。医学の学習は用語の意味を確実に抑えることがとても重要です。逆に用語が曖昧だと概念をきちんと理解することが困難になりますよ。さて、まずはアミノ酸です。アミノ酸とは分子内にアミノ基とカルボキシル基を併せ持つ化合物のことでしたね。これは高校化学の知識でもあります。構造式にするとこんな感じです。ここのRはアミノ酸によって異なります。アミノ酸は食事で摂ったタンパク質が消化されたり、体内に貯蔵されたタンパク質が分解されることにより体内で生成されます。今日はそのアミノ酸が人間の体の中でどのようにエネルギーとして使われているのかを解説していきます。ちなみにアミノ酸ですが、この動画の理解のためには少なくともアラニンとグルタミン酸の構造式は覚えておいてください。アラニンは構造式で書くとどのようになりますか。こちらがカルボキシル基ですね。グルタミン酸の構造式はこのようになります。次に覚えてほしい単語がαケト酸です。アルファケト酸は構造式で書くとこのようになります。構造式で書くとこのような形ですが、カルボキシル基の横にケトン基があると覚えておいてください。後ほど解説しますが、今回の動画ではアミノ酸からアミノ基が取れてαケト酸になるという反応が非常に大事になります。さて、次に抑えたい単語はαアミノ酸というグループのうちの具体的な一つとなります。構造式はこのようになります。それでは前置きはこれくらいにして、本題の転移反応について解説していきましょう。転移反応とはアミノ酸についているアミノ基をαケト酸に移す、つまり転移させる反応のことです。すなわちアミノ酸の持つアミノ基がアルファーケト酸へと転移し、アミノ酸は対応するアルファケト酸に変換されます。図で示すとこのようにアミノ酸がαケト酸に変換されています。逆にアミノ基を受け取ったαケト酸は対応するアミノ酸へと変換されます。アルファケト酸はアミノ基を受け取って対応するアミノ酸になります。この反応においてアミノ基転移酵素が酵素として働きます。特にアミノ基を受け取るαケト酸としては主にα-ケトグルタル酸が用いられます。アルファケトグルタル酸は転移反応によってアミノ基を受け取るとグルタミン酸へと変換されます。α-ケトグルタル酸とグルタミン酸はペアで覚えておいてください。そして具体的に転移反応で覚えておいてほしい2つの反応をこれから説明していきます。まずは一つ目、アラニンのアミノ基をアルファケトグルタル酸に転移する反応です。この転移反応によってALTという酵素が働きます。これによりアラニンはピルビン酸へ、アルファケトグルタル酸はグルタミン酸に変換されます。2つ目、そしてもう一つの転移反応はアスパラギン酸のアミノ基をαケトグルタル酸に転移する反応です。この転移反応にはASTという酵素が働きます。これによってアスパラギン酸はオキサロ酢酸へ、αケトグルタル酸はグルタミン酸に変換されます。これら2つの反応で生じたオキサロ酢酸やピルビン酸やグルタミン酸はどうなるのでしょうか。ピルビン酸やオキサロ酢酸などのαケト酸は解糖系やTCAサイクルで名前を聞いたことがありますよね。これらのαケト酸はTCAサイクルに入りエネルギー源として使われます。そしてグルタミン酸はどんどんたまってしまいますので、アミノ基を外してアンモニア処理をしなくてはなりません。これは尿として捨てられることもありますが、基本的には肝臓の尿素回路で処理されます。尿素回路の詳しい説明は次回以降行っていきますよ。最後に今回転移反応で出てきた酵素について簡単に解説しておきます。ASTとALTですね。ASTはアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、ALTはアラニンアミノトランスフェラーゼの略です。トランスフェラーゼを和訳すると転移酵素ですので、アスパラギン酸やアラニンのアミノ基を転移する酵素となり、実体通りの名前ですね。このASTやALTは血液検査の項目でもよく出てきますので、医師として臨床現場で働き始めてからも毎日目にすることになると思います。これらは普通は細胞内に多く存在する酵素です。例えば肝細胞などになって細胞が破壊されるとASTやALTが血中に漏れ出すので血液検査でASTやALTが上昇します。そのため肝逸脱酵素とも呼ばれています。是非合わせて覚えておきましょう。そしてもう一つ、テイクアウトのテストで覚えておきたい酵素はピリドキサールリン酸依存酵素です。転移反応では補酵素としてピリドキサールリン酸が必要となります。ピリドキサールリン酸はビタミンB6の活性型です。糖の代謝ではビタミンB1が必要になると勉強したと思いますが、アミノ酸代謝ではビタミンB6が必要なんだと覚えておいてください。さて、今日は生化学の中でもアミノ酸代謝について勉強しました。さて、今日はセーフアートの中でもアミノ酸代謝について勉強しました。さて、今日はテイクアウトの中でもアミノ酸対策について勉強していきました。アミノ酸代謝の大まかな流れをつかむことができたでしょうか。今日はアミノ酸代謝の初めの部分のアミノ基転移反応について詳しく解説していきました。もし今日の動画が好評であった場合は尿素回路なども含め、続きの動画を配信していきます。生化学は多くの大学で留年科目とされています。それはセーフアートの先生が厳しいというよりは、テイクアウトという学問自体がイメージがつきにくく勉強がしにくい分野だからだと思います。そのため多くの医学生がこの学問でつまずいてしまい勉強で困っています。しかし実際に臨床で見ると構造式を想像しながら処方箋を出すことはほとんどないですし、アミノ基転移反応を意識して診察を行うことはまれです。これらが難しくても当たり前ですし、苦手だからといって優秀な医師になれないということはありません。そんなに心配しないでください。みんな苦労しています。むしろせっかく医学部に入って医師を目指すのですから、一人でさらっとクリアして早く臨床の勉強に進みましょう。一人で学で困っている皆さん、我々にお任せください。我々の所属する医学生道場には様々なバックグラウンドの講師たちがいます。進級試験やCBT、国家試験対策はもちろんのこと、医師としてのキャリアについても相談に乗ります。医学生道場に少しでも興味が出たという方はぜひ医学生道場公式LINEに登録してみてください。きっとその面白さが伝わります。国家試験対策、CBT、ホスキー、留年、暴行対策、そして医師としてのキャリアの悩みも我々が解決してみせます。医師を目指している方に向けた超具体的な情報を配信していきますのでチャンネル登録もよろしくお願い致します。もしこの動画が少しでもためになったと思ってくれた方は高評価のグッドボタンを押し、感想や聞きたいことも書いてみてください。また次の動画でお会いしましょう。











